南禅寺の観光情報

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南禅寺はおいしい湯どうふで有名ですが、境内に足を踏み入れると、三門や法堂、点在する塔頭など、禅宗様式の建築物の壮大さに圧倒されます。枯山水のお庭や座禅体験などを通して、自分と向き合う禅宗の世界を感じてください!

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フリーアナウンサー・稲野一美(@inacchi0309)が紹介します!
フリーアナウンサー・稲野一美
フリーアナウンサー・稲野一美

南禅寺の沿革

南禅寺は、臨済宗南禅寺派の大本山です。創建された亀山上皇は、日本が二度にわたる蒙古襲来を受けるなど難しい時代を生きた方で、ここにあった自らの離宮で出家し法皇となり、2年後の正応四年(1291年)に無関普門禅師(むかんふもんぜんじ)を迎えて南禅寺を創建されました。

禅師はすぐにお亡くなりになったので、第二世が創建から15年かけて境内・伽藍を整備、室町時代には室町幕府の庇護のもと、臨済宗の「五山の上」として隆盛を極めました。

戦乱や火災で焼失するたび再建され、特に江戸時代初期には、徳川家康のもとで政治に参加していた以心崇伝(いしんすうでん)が応仁の乱で焼失して100年以上たっていた伽藍を復興しました。

三門は、築城の名手・藤堂高虎(とうどうたかとら)が寄進したもので、日本三大門のひとつに数えられています。歌舞伎では石川五右衛門の「絶景かな絶景かな」の名場面の舞台になっているんですよ。

国宝の方丈は慶長16年(1611年)に御所の建物を移築したもので、前面の小堀遠州の手による枯山水「虎の子渡しの庭」は、石を寝かすという、当時としては斬新な手法を取ったことで有名です。

小方丈は伏見城の遺構とされ、虎の間では狩野探幽(かのうたんゆう)の群虎図(ぐんこず)が見事で、江戸初期を中心とした多くの貴重な文化財を拝観することができます!

南禅寺のおすすめポイント

南禅寺のおすすめポイントを紹介します!
フリーアナウンサー・稲野一美
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南禅寺のおすすめは、まずお参りをして、国宝の方丈や虎の子渡しの庭を拝観した後に訪ねていただきたい、南禅寺発祥の地・南禅院です。(写真は南禅寺です)。

南禅院は法堂を正面にみて右手の奥に静かにたたずむ、亀山上皇が出家した離宮の跡です。あれ?さっきの方丈庭園とはずいぶん違うなぁ…と思われた方、見る目がおありですね!

室町時代以降に磨かれた枯山水庭園は、石や砂を使って世界を表現し、そこに向き合う人に静かに問いかけるような禅宗のお庭です。

対して、鎌倉時代末の離宮の趣を残した南禅院庭園は、池を中心として、石組みや植栽を美しく配した池泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)なんです。当時は奈良の吉野の桜や龍田の楓、大阪の葦なども植えられていたそうで…四季折々の名所をしのべる雅やかなお庭だったんですね!

室町時代以降の将軍家や武家、座禅修行など厳しいイメージがある禅宗寺院で、ルーツである亀山上皇の面影を感じることのできる場所です。

すぐ横には有名な琵琶湖疏水の水路閣もあります。明治時代、京都の発展のためならと南禅寺さんが土地を提供して実現したものです。その心意気を感じながらご覧になってみてくださいね。

南禅寺の観光情報

南禅寺の観光情報です!
フリーアナウンサー・稲野一美
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所在地 京都府京都市左京区南禅寺福地町
交通アクセス 地下鉄東西線「蹴上駅」より徒歩10分

市バス「東天王町」または「南禅寺・永観堂道」バス停より徒歩約10分

拝観時間 8時40分~16時30分または17時(季節による)

拝観受付は終了の20分前まで

料金 方丈庭園 一般500円 高校生400円 小中学生300円

三門   同上

南禅院  一般300円 高校生250円 小中学生150円
(各種割引あり)

備考 駐車場 乗用車2時間以内1,000円

※念のため最新情報は南禅寺公式サイトでご確認ください。

南禅寺はこんな人におすすめ

禅に興味がある方におすすめです!
フリーアナウンサー・稲野一美
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禅に興味のある方にはイチオシです!三門、法堂、方丈、枯山水庭園…南禅寺には伽藍やお庭など、禅宗のお寺のエッセンスが詰まっています。

三門にも上ることができますし、南禅院や金地院など、塔頭をじっくりまわったら1~2時間はあっという間ですので、たっぷり時間をとってお出かけください。

龍淵閣では無料で座禅もできます。第2、第4日曜日の午前6時から7時まで行われています(季節によって変わりますので確認してください)。澄んだ空気の中での座禅体験もおすすめですよ。

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