京都スイーツ完全保存版!京都生まれのアナウンサーが紹介

スポンサーリンク

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

京都の和菓子や洋菓子、スイーツのお店情報をご紹介します。人気の定番からツウなお菓子、最新スイーツに京情緒あふれる絶景ホテルカフェ、行列なしの穴場店、お取り寄せで数か月待ちのお菓子をすぐに食べられるお店もお教えしましょう。「たくさんありすぎてどこに行けばいいの?」という方、ぜひチェックしてくださいね!

スポンサーリンク

持ち帰りにおすすめの京都スイーツ店

京都のスイーツ店は数多くある上、おすすめ情報も多すぎて、正直選びにくいですよね?まずは、厳選したスイーツ店の中で、お持ち帰りにおすすめの京都スイーツ店を紹介します!

フリーアナウンサー・稲野一美(@inacchi0309)が紹介します!
フリーアナウンサー・稲野一美
フリーアナウンサー・稲野一美

豆餅が有名な出町ふたば

ひとくちに京都スイーツといっても、お茶席用のお菓子から季節のもの、庶民的なおやつまでいろいろありますが、京都人が自分のお家用や、気取らないお手土産にする「普段使いスイーツ」の決定版が、出町ふたばさんの「名代豆餅」です。

ふっくらとしたお餅に、こしあんの甘さとお豆のほのかな塩味が何とも言えずマッチして、お茶うけに最高なんですよ。

もちもちした中に混じる、お豆(えんどう豆です)のしっかりめの食感がこれまた後を引き、いくつでも食べたくなっちゃいます。

大きすぎず小さすぎないサイズや、お手頃なお値段も人気の秘密です。豆餅のほかにも、桜餅など季節のお菓子もたくさんあるので、ぜひ試してみてくださいね。

お店は出町柳にあり、京阪電車出町柳駅から徒歩約3分です。いつも人気で結構並んでいるので、時間には余裕をもってお出かけください。曜日によっては、京都駅の伊勢丹など、百貨店でも取り扱いがありますよ。

【出町ふたば】京都府京都市上京区出町通河原町上ル (京阪電車出町柳駅より徒歩約3分)

阿闍梨餅本舗「満月 本店」

出町柳駅から徒歩約5分のところに本店がある阿闍梨餅本舗 満月さんは、江戸末期の安政三年(1856年)創業の老舗です。

定番の阿闍梨餅はもちっとした皮とあんの食感がたまらない逸品ですが、ここでは隠れた名品「満月」をご紹介しましょう。

白くてコロンとしたかわいい見た目ですが、九条公爵家の御用達として明治三十三年(1900年)に作られたという由緒のあるお菓子で、最上級の白小豆だけを使用したこしあんと、洋風っぽい生地が特徴です。

おすすめポイントは、いつも買えるわけではないので京都ツウにも喜ばれるというところです。というのも、「満月」は、土曜・日曜・祝日に、本店と金閣寺店でしか販売されていないからなんです。

本店は風情のある建物で、由緒ある品なども見ることができるので、ぜひ訪ねてみてください。

【阿闍梨餅本舗満月本店】京都府京都市左京区鞠小路通今出川上ル (京阪電車出町柳駅より徒歩約5分)

いちご専門のメゾンドフルージュ

京都でおいしいいちごスイーツを食べたくなったら、メゾン・ド・フルージュさんへ行ってください!

イチオシは何といっても、いちごが4層にサンドされていて「どこから食べてもいちごがたっぷり楽しめる!」という、夢のようなショートケーキです。

しかも、このいちごが「畑で完熟して直送」されるという、普通では手に入らないいちごなんです!

メゾン・ド・フルージュさんは「本当においしいいちごを食べてもらいたい!」「完熟いちごのおいしさを京都から発信したい!」という熱い想いを持つオーナー・わたべみかさんによる、いちごのお菓子の専門店です。

その時のいちごの甘さや酸味など、味の特徴によって作るスイーツも違うというこだわりっぷりです。まさに一期一会のいちごスイーツをぜひお楽しみください。

ホールケーキは要予約です。人気店なので早めに予約してくださいね。

【メゾン・ド・フルージュ】京都府京都市中京区東洞院通三条下ル(市営地下鉄御池駅より徒歩約3分)

インスタ映えする京都スイーツ

スイーツを楽しむ1つとして、インスタグラムで撮影して投稿することがあります。いわゆる「インスタ映え」するスイーツを投稿すると、多くのいいね!が獲得できますよね?ここでは、インスタ映えする京都スイーツを紹介します。

観光好きのA子さん
観光好きのA子さん
見た目でも選んでしまいます。

見た目が個性的なスイーツもたくさんありますよ!
フリーアナウンサー・稲野一美
フリーアナウンサー・稲野一美

本わらびもち「ぎおん徳屋」

花びらのように盛られたわらびもちを、そっとお箸で持ち上げると、ぷるぷる、とろーん…思わず口に入れたくなっちゃうツヤツヤ感はまさにインスタ映えする美しさ、これぞぎおん徳屋さんの本わらびもちです!

貴重な国産の本わらび粉と和三盆糖を使用し、とろとろの絶妙な食感に練り上げられた本わらびもちは、中央にあるかき氷でひんやりと程よく冷やされています。

黒蜜ときなこでいただくと、京都らしいあっさりとした上品な味わい、かき氷を崩して黒蜜やきなこと混ぜても、食感が変わってまたいいんですよ。

人気のお店なので待つこともありますが、お店は祇園のど真ん中にありますので、京都屈指の花街の風情を感じながら、待ち時間も楽しんでくださいね。

【ぎおん徳屋】京都府京都市東山区花見小路通(祇園甲部歌舞練場上ル二筋目の角)

アフタヌーンティーの「茶寮 八翠」

嵐山・渡月橋から上流に徒歩約5分、マリオットインターナショナルの中でも最高級カテゴリーのホテル、翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都は、明治期の歴史的建造物を生かしたとても素敵なホテルです。

このホテルを気軽に利用できるのが、築100年を超える旧「八賞軒」にあるカフェ・茶寮八翠さんです。テラスのすぐ前には保津川が流れ、かつて離宮があったという場所から、嵐山の絶景を眺めることができるんですよ。

おすすめの「和のアフターヌーンティー」は、軽いお食事と甘味が両方いただける「むしやしない(京ことばで空腹をおさえる軽い食事のこと)」のセットです。

茶寮八翠さんと京都の名店とがコラボしているんですが、彩りが本当にきれいなんです!景色は最高、器もお料理もお菓子も美しい、ため息が出るような最高にぜいたくな時間をお過ごしください。

【茶寮八翠】京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町12(渡月橋北詰より徒歩約5分)

絹ごし緑茶てぃらみすの一乗寺中谷

宮本武蔵の決闘で有名な場所にある一乗寺中谷さんは、昔は和菓子のでっち羊かんが有名だったのですが、今は何といっても「絹ごし緑茶てぃらみす」が一番人気です!

表面は生クリームに色とりどりのお豆がポップな感じですが、中身は京都柳桜園茶舗製の抹茶+豆乳+フロマージュブラン+白あんの滑らかなクリームと、緑茶がしみ込んだスポンジがサンドされていて、絹ごし豆腐のように滑らかで繊細な食感なんです!

白あんの若旦那、洋菓子の若女将のタッグからできたというこのスイーツ、お取り寄せ用は上生菓子の折箱に入っていてとても素敵ですが、人気がありすぎて長い間待たなくてはいけません。でもお店のカフェ「茶家」だったら、いつでもいただけるんですよ。これは行ってみるしかありませんね!

【一乗寺中谷】京都府京都市左京区一乗寺花ノ木町5 (市バス一乗寺下り松バス停すぐ)

抹茶以外希望!ほうじ茶スイーツ

スイーツとして抹茶は人気ですが、中には抹茶が苦手という人もいらっしゃいます。抹茶が苦手な方々のために、ほうじ茶スイーツを紹介します!

抹茶スイーツはよく食べるけど、ほうじ茶は食べたことないなぁ…
観光好きのA子さん
観光好きのA子さん

祇園 北川半兵衛のほうじちゃパフェ

 

View this post on Instagram

 

京都にて #北川半兵衛 #お茶やカフェ #祇園

さちさん(@tianzhongsachiyo)がシェアした投稿 –


京都のお茶の素晴らしさは、抹茶だけではありません!抹茶スイーツは一通りいただいたわ、というあなたにご紹介したいのが、お茶そのものの魅力をたっぷりと堪能できる日本茶カフェ、祇園 北川半兵衛さんです。

北川半兵衛さんは文久元年(1861年)創業の宇治茶の問屋さんです。最高級のお茶のセットはもちろん、抹茶や煎茶、焙じ茶の香りや味わいが存分に楽しめるスイーツもおすすめです。

焙じ茶のパフェは、焙じ茶のアイス、ジュレ、パンナコッタ、ゴマ生地と焼き芋のスイートポテトという取り合わせで、お抹茶、煎茶、焙じ茶、和烏龍茶、和紅茶、珈琲のいずれかがセットになります。

お店は築120年あまりの祇園の京町家で、夜も営業されています。お洒落な店内で、落ち着いた大人の時間を過ごせますよ。

【祇園 北川半兵衛】京都府京都市東山区祇園町南側570-188 (京阪電車祇園四条駅より徒歩約6分 )

ふじや茶舗のほうじ茶ソフト

清水寺の近くにはたくさんのお店があり、スイーツもあれこれ目移りしてしまいますが、暑い時期はもちろん、冬でもおいしいのが、本物の茶葉を使ったソフトクリームです。

五条坂にあるふじや茶舗さんは、宇治田原町の茶匠が選りすぐった茶葉を、伝統の製法で、独自のブレンドにしたものだけを取り扱うという本物のお茶屋さんです。

併設の茶房ふでは、選りすぐりの茶葉をぜいたくに使ってつくられたソフトクリームが3種類いただけるんですよ。

中でもほうじ茶のソフトクリームは、石臼でひいたほうじ茶をたっぷりと使っている上に、表面にもかかっていて、ほうじ茶の香ばしさが最高に味わえるソフトクリームです。

あっ、ここには珍しい玄米茶のソフトクリームもあるんです。お友達と一緒なら、シェアして食べてみてくださいね。

【ふじや茶舗】京都府京都市東山区清水2-211(五条坂てっぺん手前)

錦一葉のほうじ茶フォンデュ

錦市場にあるお茶屋さんのカフェ、錦一葉(にしきいちは)さんは、インスタ映えの項目に入れようか迷ったほど美しいカフェです。

しかしここではイチオシのスイーツ、焙じ茶フォンデュをご紹介しましょう。そう、お茶のフォンデュというのがあるのです!

3段の重箱のような器の、下2段の引き出しに美しく盛りつけられた季節の果物やお団子、生麩やお野菜、ケーキなどを、一番上に乗っているお茶碗の焙じ茶につけていただきます。

もちろん普通のお茶ではありません。焙じ茶の香りの、とろっとしたほどよい甘さのソースにつけていただくというものです。

和の情緒あふれる箱庭を眺めながら、京料理のように繊細な新感覚スイーツをお楽しみください!

【錦一葉】京都府京都市中京区錦小路通御幸町西入(阪急電車河原町駅から徒歩約5分)

おいしいのに行列不要の穴場店

味はおいしいのに、行列ができないお店もあります。知る人ぞ知る、穴場スイーツ店を紹介します!

京都市でスイーツが楽しめるお店ありませんか?
軽く軽食もできるなら尚嬉しいのですが!

日曜日に行くので、ある程度の混雑は覚悟なのですが、あまりにも待つ人気店は少し困るのですが。

どこかオススメありませんか?(ヤフー知恵袋より引用)

 

知ってるあなたは京都通です!
フリーアナウンサー・稲野一美
フリーアナウンサー・稲野一美

やっぱり豆餅「稲荷ふたば」

一番最初に「京都人の手軽なお土産」としてご紹介した出町ふたばの豆餅は、本当に本当におすすめなのですが、あの行列は中々すごいです。また、京都めぐりのルートによっては「出町柳方面までは行けないんだけど…」という方もいらっしゃるかもしれません。

そんなあなたにご紹介しましょう。京都駅よりも南、伏見稲荷大社のすぐ近くにあり、並ばなくても買えちゃうお店、稲荷ふたばさんです!

稲荷ふたばさんの豆餅は、ふんわりとやわらかく、えんどう豆の塩味もほどよい、出町ふたばさんと同じつくりです。

それもそのはず、ご主人が出町ふたばさんの初代さんの弟弟子さんにあたるのだそうです(このお話の出典は寺社巡り.comさん)。

お店は、JR稲荷駅を出て左へ、交差点をこえたところにあります。京阪電車からは、橋を渡った一つ目の交差点を左に曲がってくださいね。どちらも徒歩約2分です。

【稲荷ふたば】京都府京都市伏見区深草稲荷仲之町55(京阪電車伏見稲荷駅・JR稲荷駅より徒歩約2分)

食事も本格的な京町家「満月の花」


築90年の京町家で、ゆっくりとスイーツを…京都綾小路 満月の花さんは、街のどまん中にありながら穴場のおばんざいのお店です。

昼だけ営業の風情あるカフェでは、自家製の白玉などがいただけますが、おすすめは季節のお菓子です。

たとえば、京野菜のひとつ、えび芋を使った「えび芋きゃらめるぱい」は、京都のお正月に欠かせない縁起物のえび芋に、ほうじ茶とキャラメルを合わせて焼き上げた珍しいお菓子で、宇治の緑茶、煎茶・玉露・碾茶の水出しの飲み比べと温かいほうじ茶とがセットになっています(季節ものなので、何があるかはお出かけ前にご確認ください)。

朝茶事など、京町家で和の体験ができるプランもあります。興味のある方はチェックしてみてくださいね。

【京都綾小路 満月の花】京都府京都市下京区綾小路通堺町東入ル (市営地下鉄四条駅・阪急電車烏丸駅より徒歩約5分)

宮川町の町家カフェ「ろじうさぎ」

京都には舞妓さんがいる花街が5つありますが、そのうちの一つ、鴨川の東沿いの宮川町にあるのがCafeろじうさぎさんです。名前の通り、地元の人かよほどのツウでないと通らないような路地(京都ではろぉじと言います)にひっそりとたたずんでいる町家のお店です。

このお店の「京の朝ごはん」は、行列はおろか、予約をしないと入れないほどの人気なんですが、お昼のカフェタイムは入りやすいのです。

その時によって変わる老舗のお菓子とお抹茶とのセットなどがおすすめなので、花街の雰囲気を感じながら、ほっこり、ゆっくり、くつろいでください。

そうそう、ろじうさぎさんは、舞妓さんのイベントも企画されているんですよ。さすが宮川町のカフェですね!

【Cafeろじうさぎ】京都府京都市東山区下柳町176 宮川町歌舞練場上ル一筋目東入ル 恵美須神社西側 (京阪電車祇園四条駅より徒歩約3分)

ひとことアドバイス

老舗の銘菓と斬新なスイーツ、どちらも洗練されているのが京都のふところの深さです。

 

しかもどれもおいしーい!

 

京情緒と、美しさと、おいしさを一度に体験できるなんて最高ですよね!

フリーアナウンサー・稲野一美
フリーアナウンサー・稲野一美

京都スイーツのQ&A

観光好きのA子さん
観光好きのA子さん
いろいろ質問させてください。

はい!お答えします!
フリーアナウンサー・稲野一美
フリーアナウンサー・稲野一美

京都スイーツにかんするよくある質問を紹介します。それぞれの内容に回答しますので、参考にしてくださいね!

Q:京都のスイーツは夏と冬でおすすめが異なりますか?

はい!一年中買える定番もありますが、見た目で季節を表現するのが京菓子の真骨頂です。お祭りや行事に合わせたお菓子や、旬の材料を使ったものはその時期にしかありません。ぜひ四季折々のお菓子を味わってください!

Q:河原町周辺にもおすすめ店はありますか?

もちろんです!甘味どころの老舗・梅園さん(新店舗もできています)や、不動の人気店・都路里さんを始め、新しいスイーツ店も次々とオープンしています。老舗喫茶のコーヒーと洋菓子という取り合わせでもおすすめのお店がありますよ。

京都スイーツのまとめ

定番から最新まで、いろいろとご紹介してきましたが、いかがでしたか?京都のスイーツはとにかく多彩で、職人さんの思いのこもったものばかりです。

守り続ける矜持、生み出す気概、時に大胆に、繊細に…と、いろいろなことを感じられるお菓子たちですが、何はともあれ、愛でて、味わって、楽しんでください!きっとあなたのお気に入りが見つかりますよ。

スポンサーリンク